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悪玉コレステロール値は低ければ低い方がいいの?低すぎると危険なの?

適正値

みなさんは悪玉コレステロール値にどのようなイメージをもっていますか?一般的には悪玉コレステロール値が高いと体にいろいろな害があるので、悪玉コレステロールは悪者扱いしていますよね。
しかし、悪玉コレステロールにもしっかりとした役割があり人が活動していくためにはなくてはならない物質なのです。
そして、悪玉コレステロールは少なすぎても問題となるのです。
ここでは、悪玉コレステロール値が低い場合の問題に焦点を当てて、悪玉コレステロール値が低い場合の問題や改善策などについて紹介していきます。

悪玉コレステロール値が低い原因とは

コレステロール値

 

一般的に悪玉コレステロール値については、高い場合に問題があると認識されがちですが、実は低い場合にも問題があることもあります。
つまり、必ずしも悪玉コレステロール値が低いからといって油断してはならないのです。
後述しますが、悪玉コレステロール値が低過ぎる場合、ガンや突然死などを引き起こす可能性すらあるので注意が必要です。
まずは、悪玉コレステロール値が低い原因を知り、その対策を練っていきましょう。

 

原因は栄養不足?過剰なダイエットも

まず考えられる理由が食事面になります。もともと悪玉コレステロール値が高くなる理由は、コレステロールの高いものなどを過剰摂取していることが原因の1つでもあるので、そうなっていないということは自然とあまり食事をとっていない可能性が高くなります。
つまりは、栄養不足という可能性があるのです。

 

特に多いのが、ダイエットを長期間つづけてしまっている人やもともと食が細い人などになります。
こういう人はおのずとコレステロールに触れることも少ないので悪玉コレステロールも低くなりがちです。

 

もちろん、ダイエットをしていなくても、摂取カロリー以上に消費カロリーの方が過剰に多くなっていれば同じような現象が考えられます。
その他にも、生活習慣関連ではベジタリンアンもコレステロールの低い食生活になりがちなので悪玉コレステロールが低くなります。
結局のところ栄養不足ではなくて、何らかの制限をした食生活を送っている人に多く起きる現象だと考えられています。

 

病気の可能性も?

悪玉コレステロール値が低い原因で心配なのが、こちらの病気の可能性です。
上記の栄養不足であれば、食生活の見直しなどを検討すればよいのですが、病気の場合には根本的な生活改善や治療が必要になるので心配なところです。
実際に、病気が原因で悪玉コレステロール値が低くなることはあり、以下のような病気の可能性があります。

  • 甲状腺機能亢進症
  • 肝硬変
  • ガンなどによる低栄養
甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症は、甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰に分必されてしまう病気です。
体の新陳代謝が異常をきたすために、悪玉コレステロール値の異常以外にもいろいろな症状を引き起こします。
悪玉コレステロールもこの新陳代謝の異常により、脂質代謝を促進することで低下させられています。
主に20〜40歳代の女性に多く発症します。

肝硬変

肝硬変は、肝臓の病気で、肝臓はコレステロールが生成される場所なのです。
つまり、肝臓において肝硬変が進行することで、肝臓のダメージが深まり、悪玉コレステロールが生成されにくくなり、低下をまねきます。

ガンなど

さらにはガン、特に末期ガンになると、ガンそのものに栄養をとられてしまうことになり、健康時には普通だったコレステロールの値も低くなってしまいます。

 

その他にも、以下のような特殊な遺伝疾患などにおいてもコレステロール値が低くなる可能性があるといわれています。

  • 家族性低βリポ蛋白血症
  • タンジール病
  • アンダーソン病
  • アポリポタンパクA-1欠損症

悪玉コレステロール値が低いとどうなる?症状は?

コレステロール値

 

悪玉コレステロール値が低くなると、当然悪玉コレステロールが運搬していたコレステロールが運ばれなくなるので様々な器官に影響が及びます。
多くても問題なのですが、少なくても問題なのです。
まずは、悪玉コレステロールの体における役割から見ていきましょう。

 

体の仕組みにおいてコレステロールはどう働いてるの?

悪玉コレステロールは一般的に悪玉と言われていることもあり、体にとっていらないものだと認識されがちです。
しかし、そもそもいらないものなんて体の中で作られるわけありませんよね?
どんなものでも体にとっては意味があるのであって、当然、悪玉コレステロールもとても重要な働きをしています。

 

悪玉コレステロールの重要な働きは、主に体の中のいろいろな組織にあるコレステロールを血液をとおして運ぶことです。
しかし、この運搬をたくさんやりすぎると、過剰に悪玉コレステロールが血管壁に付着することになり、動脈硬化などを引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高まったり、生活習慣病などを引き起こす可能性のある問題児として扱われてしまうのです。

 

悪玉コレステロールの低いとどんな症状が起きるの?

悪玉コレステロール値が低いと、先ほども紹介した反応とは逆のコレステロールと十分に運ぶことができないことで、以下のようないろいろな症状が体の内外に引き起こされてしまいます。

  • 胃もたれなどの消化能力の低下
  • ホルモン生成の低下
  • 血管壁の異常
消化能力の低下

まずは、消化能力の低下ですが、コレステロールが運搬されることによって、肝臓で作られる胆汁酸が作られます。
この胆汁酸は、脂質の消化吸収に重要な役割をもっているので、悪玉コレステロール値が低下すると、胆汁酸の材料が減ることになり、結果的に消化吸収がうまく働かず、脂質を食べると胃もたれなどにつながってしまうことになります。

ホルモン生成の低下

次に、ホルモン生成の低下については、コレステロールが男性ホルモン、女性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどの材料になっていることに関係しています。
つまり、悪玉コレステロール値が低下することによって、コレステロールがしっかりと運ばれずに、ホルモンを生成に支障をきたし、結果として、いろいろな器官の活動が不調になります。

血管壁の異常

最後の血管壁の異常については、体のあらゆる器官を覆っている細胞膜が関係しています。
細胞膜はコレステロールによって構成されており、悪玉コレステロール値が低下することによって細胞膜がしっかりと作られず弱いために、ウイルスなどが侵入しやすくなり、免疫力が低下したり、ガンなどの発症率が高くなると言われています。

 

悪玉コレステロール値が低いと、死亡リスクが高いって本当?

一般的には悪玉コレステロール値は高いと、運動や食生活の改善が促され、健康を害しているように扱われていますが、実は死亡リスクだけでいえば、最近の研究においては悪玉コレステロール値が低い方が高いと言われています。
実際に、悪玉コレステロール値が高い人よりも低い人の方が、病気や自殺などによる死亡率が高くなるという考えられています。
ちなみに高い場合と低い場合では以下のようなリスクがありますので確認してみましょう。

 

 

悪玉コレステロール値が高い場合のリスク 糖尿病、高血圧、動脈硬化、甲状腺機能低下症、ガン
悪玉コレステロール値が低い場合のリスク 免疫力の低下、ホルモン分泌の低下、貧血、脳卒中、ガン、甲状腺機能亢進症、不妊

 

これを見れば分かるように悪玉コレステロール値が高い場合も低い場合も、どちらもガンの可能性があったり、それぞれには糖尿病や脳卒中などの危険な病気もあるので、悪玉コレステロール値が低いからといって死亡リスクが特別に高いというわけではありません。
いずれにしろ悪玉コレステロール値が高すぎても低すぎても、体にとってはリスクが高いのでどちらも改善していくことが望ましいでしょう。

悪玉コレステロール値を正常値に戻す食事とは

コレステロール値

 

悪玉コレステロール値が低いのを食事によって改善するには、当然コレステロールが多い食品をとることが主な対策になります。
コレステロールを多く含む食品には以下のようなものがあげられます。

 

コレステロールの多い食品(mg/100g)

 

卵黄 1400
するめ 980
いわし 710
フォアグラ 650
たらこ 410
レバー 370
いかの塩辛 230

 

もちろん、それなりに食事からコレステロールを摂取していても、過度なダイエットをしている人などは栄養不足から悪玉コレステロール値の低下をまねいている場合もありますので、その場合には、栄養価の高い食品によって、摂取カロリーを増やしていくことも大事です。
栄養価の高い以下の食品を積極的に摂取していきましょう。

  • 肉類
  • 魚類
  • 乳製品

 

もちろん、栄養価の高い食品ばかり摂取して、今度は悪玉コレステロール値が高くなってはいけないので、バランスの良い食生活を心がけていきましょう。

正常値に戻す運動方法は?

ストレッチ

 

通常、悪玉コレステロール値を下げる場合には、悪玉コレステロールを増やしてしまう仲間の中性脂肪を減らすために運動をするようにアドバイスされます。
もちろん、悪玉コレステロール値を下げるにはこれで問題ありません。
しかし、上げる場合にはこれは逆の活動になってしまい、特に有酸素運動を行うと効率的に脂肪が燃焼してしまい、悪玉コレステロール値の復活には妨げになります。
また、悪玉コレステロロール値の低下には、ダイエットなどの食事制限だけでなく、過度の運動なども含まれているので激しい運動は向いていません。
もちろん、運動を行なっていけないわけではなく、運度は体の正しい生活リズムを生みますし、基礎代謝を上げることにもつながるので行うことは問題ありません。
運動で気をつけることは、運動による消費エネルギーを摂取エネルギーを超えないレベルにコントロールすることになってくると考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
通常、悪玉コレステロール値は高い場合において問題になっているイメージでしたが、実は低すぎても問題になってくるのです。
しかも、どちらかといえば悪玉コレステロールは低い方が命に危険が及ぶ可能性が高いとさえ言われているので、心配です。
もしも、健康診断などで悪玉コレステロール値が低いと診断されたら、まずは食生活を見直して、コレステロールを積極的に摂取し、栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。
また、病気などが原因で悪玉コレステロール値が低くなる場合もあるので、心配な方や異常に低い方は、専門の医療機関に相談するようにしましょう。